小論と論説
このページは、自由ソフトウェア運動の理念を記述した一連の論説の一覧です。これが、自由なオペレーティング・システムGNUを開発するわたしたちの動機です。
最近書かれた小論のリストもあります。
わたしたちは、また、コンピュータの発展と電子的コミュニケーションの自由のために活動している団体のリストも用意しています。
自由ソフトウェアについて
自由ソフトウェアで問題となるのは自由です。社会的に有益であれば、人びとがどのような方法でソフトウェアを使うのも自由であるべきです。ソフトウェアは物質的なもの—たとえば椅子、サンドウィッチ、ガソリンなど—とは、それをコピーしたり改変したりするのが簡単であるという点で異なります。これらの可能性がソフトウェアの便利さを最大限に引き出すのです。わたしたちは、ソフトウェアの利用者はこういった可能性を利用できるべきであると信じています。
- 自由ソフトウェアって何?
- ソフトウェアに所有者がいてはならない理由
- どうしてソフトウェアは自由であるべきなのか(これは上のものと同じトピックを扱っていますが、より古く長い小論です)
- 自由ソフトウェアには自由な文書が必要である理由
- 自由ソフトウェアを販売してもいいんです!
- 自由および不自由なソフトウェアの分類
- FLOSSとFOSS
- 自由ソフトウェアはより信頼できる!
- 自由ソフトウェアが(現実的に)優れてない場合
- なぜ、"オープンソース"は自由ソフトウェアの的を外すのか
- 自由ソフトウェアとオープンソースはプログラムのカテゴリとしてどう関係するか
- Linux、GNU、および、自由
- Gnutellaに関して
- 学校が自由ソフトウェアだけを使うべき理由
- MyDoomとあなた
- 自由ソフトウェアの15年
- 自由ソフトウェア運動
- あなたの自由は自由ソフトウェアを必要とする
- 自由ソフトウェアを書く動機
- 政府が自由ソフトウェアを奨励するために使える方策
- ウルグアイからの教訓。FSFはウルグアイで提出された法案から学びました。
- なぜプログラムはそれを実行する自由を制限してはならないのか — 第0の自由は制限されてはならない。
- 不完全は抑圧と同じではありません
- 自由ソフトウェアの基準を適用する
GNUオペレーティング・システムについて
- GNUオペレーティング・システムの最初の声明
- GNU宣言
- GNUプロジェクト略史
- GNUプロジェクト、プロジェクトとその歴史についての、より長く完全な記述。
- フリーソフトウェアファウンデーションって何?
- どうしてGNU/Linux?
自由ソフトウェアのライセンシング
- ライセンシングとコピーレフトの一般情報
- 自由と不自由のライセンスの一覧、コメント付。
- GNUライセンスに関してよく問われる質問
- あなたの次のライブラリに劣等GPLを使うべきではない理由
- コピーレフト
- なぜコピーレフトなのか?
- 大学で働いている場合に、自由ソフトウェアを公開するには
- コピーレフト:実践的な理想主義
- Javascriptの罠。それとは知らずに不自由なプログラムをコンピュータで毎日実行しているかもしれない—ウェブブラウザを通じて。
- 検閲の嫉妬とライセンシング
- Xウィンドウシステムの罠
- Appleライセンスの問題
- BSDライセンスの問題
- Netscapeパブリック・ライセンスには深刻な問題がある。 この小論の古いバージョンもあります。
- 自由ソフトウェア運動とUDI
- それは門(ゲイツ)ではなく侵入を防ぐ横木(バー)だ、リチャード・ストールマンによる論説、BBCニュースに2008年に掲載。
- マイクロソフトは大魔王なのだろうか?(古いバージョンもあります。)
- マイクロソフトの反トラスト裁判と自由ソフトウェア
- マイクロソフト裁判の評決について
- マイクロソフトの新しい独占
- CodePlexに困惑しない
- Plan9ライセンスの問題
- 新しいMotifライセンス
- GNU FDLの適用
- GNU GPLとアメリカンウェイ
- GNU GPLとアメリカンドリーム
- GNU GPLの権利行使
- GNU GPLに対する例外を売ることについて
- 自由か権力か?
- ワード文書の添付を止めさせることは可能だ
- 自由だが、がんじがらめ - Javaの罠 (2006年12月、サンはそのJavaプラットフォーム参照実装のほとんどをGNU GPLで再リライセンスしましたが、この論説で述べられた問題は、なお重要のままです。)
- 著作物上のGPL-遵守のRTLinuxオープン・パテント・ライセンス
法律と諸問題
特許
- 特許からの現場での防御をソフトウェアに与える
- FSFのW3コンソーシアムの「ロイヤリティ・フリー」パテント・ポリシーに対する意見 書き直し
- どのようにしてソフトウェアを書く権利を守るか (自由かどうかに関わらず)。
- Felten対RIAAでは、科学者が、ディジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)によって自分の研究の公表が禁じられることがないという裁判所判決を求めて陳情しています。
- EFFの「知的財産権」: MPAA (Motion Picture Association of America) DVD訴訟アーカイブ
- 特許法改正は十分ではない
- ソフトウェア特許からヨーロッパを救おう
- ヨーロッパの「ユニタリ特許」は制限なしのソフトウェア特許を意味する可能性がある
- Amazonをボイコットしよう!
- Amazonボイコットは成功した!、Natからリチャード・ストールマンへの手紙。
- RMSからTim O'Reillyへの手紙、AmazonのCEO、Jeff Bezosのソフトウェア特許の期間に関する声明について。
- 購入の注文をインターネットで行うシステムについてのAmazonの特許、リチャード・ストールマンによる注釈付。
- 連続的な発明、特許、模倣は、いかに特許がソフトウェアのような分野での発展を阻害するかを数理的モデルで示した論文です。
- ハーグからの害悪。
- ヨーロッパのソフトウェア特許指令に反対する、ガーディアン誌(ロンドン)に初出したものを変更した論説、リチャード・ストールマンとニック・ヒル著。
- やわらかい販売。リチャード・M・ストールマンのEUソフトウェア特許指令の敗北についての批評。ガーディアン誌に2005年に発表。
- 特許の不条理、ガーディアン誌に2005年に発表した、リチャード・M・ストールマンの論説。
- ビル・ゲイツとほかの共産主義者。リチャード・ストールマンがCNET News.comに2005年に発表した記事。
- 取るに足らない特許の分析、リチャード・ストールマン著。
- ソフトウェア特許と闘う - 単独で、そしてみなで力を合わせて
- ソフトウェア特許 — ソフトウェア開発の障害
- ソフトウェア特許と文芸特許、リチャード・M・ストールマン、芸術に関する技術に特許を取ることについて語る。アメリカ合衆国特許(6,935,954)は、ゲームのキャラクターが(ゲームにしたがって)狂わされたときに、幻覚を起こすことに特許を主張します。これはこの論説で引かれた仮定の例にとても近いものです。
- GNUのウェブページにGIFファイルが一つも無い理由は、ソフトウェア特許の危険を歴史的に描いたものですが、該当の特許は、今は、もう心配する必要はありません。わたしたちのウェブサイトのGIFに関するポリシーの詳細については、わたしたちのウェブガイドラインをご覧ください。
著作権
- 会社があなたの著作権を求めた場合
- パブリック・ドメイン宣言に署名しない理由
- いかにスウェーデンのバイレーツ党の綱領は自由ソフトウェアに悪影響を及ぼすか
- 著作権の誤解は、著作権法を擁護する欠点に関する、リチャード・ストールマンによるもう一つの小論です。
- FSFのEldred対Ashcroft裁判における最高裁法廷助言要約
- 科学は「著作権を排除」すべきだ、2001年にNature Webdebatesに出たリチャード・ストールマンの作品は、いかに著作権が科学研究の発展を阻害しているか説明しています。科学研究がインターネット上で誰もが自由に利用可能になるように公共科学図書館も興味深いでしょう。
- 著作権再考: みんなで声を上げよう
- Eldred 対 Renoは著作権の有効期間を20年延ばすという法律を覆した裁判についての論説です。
- リチャード・ストールマン著、自由か著作権か?、(この小論の古いバージョンも同様にオンラインで利用可能なままです。)
- 有名なGPLの権利行使が可能であり妥当であることを示した、ミュンヘン地方裁判所(ドイツ)の判決の英訳。翻訳は、オックスフォード・インターネット・インスティチュートによる。
ディジタル制限管理
- フランスの法律に関するわたしの間違いを修正する
- 開発者によるソフトウェアの支配が問題なのだ、リチャード・ストールマン著。
- コンピューティングの「進歩」: よくもわるくも、リチャード・ストールマン著。
- ディジタル制限管理に反対する、リチャード・ストールマン著、DRMについてよくある質問に答えます。
- Ebooks: 自由か著作権か、オリジナルは2000年にTechnology Reviewにて発表されたもの、これを少し変更した論説、リチャード・ストールマン著
- 電子書籍はわたしたちの自由を増やすべきで、減ずるべきではない
- あなたのコンピュータを信じられますか?、リチャード・ストールマン著。いわゆる「トラステッド・コンピューティング」の推進について。
- 読む権利: ディストピア(反ユートピア)短編、リチャード・ストールマン著。
プロパガンダ用語、「知的財産」
- コモンギスタンの興味深い歴史(「知的財産」の用語を破壊する)
- 「知的財産」によって精神を混乱させられないように、リチャード・ストールマン著。
- リチャード・ストールマンからのコメント、ICLCのIP執行法案却下について
- リチャード・ストールマン、BoldrinとLevineの「知的財産反対論」を評する。
- 「知的財産」ですって? それは魅惑的な蜃気楼です。「知的財産」の本当の意味を問う小論、リチャード・M・ストールマン著。
ネットワーク・サービス
- ネットワーク・サービスは自由か不自由か; それらには別の課題がある、リチャード・ストールマンの論説。
- そのサーバはいったい誰にサーブするのか?、リチャード・ストールマン著、Boston Reviewに掲載。
文化的、社会的問題
- 技術的中立と自由ソフトウェア、リチャード・M・ストールマン
- 民主主義はどれくらい監視に耐えうるか、リチャード・M・ストールマン
- GNU/Linuxの不自由なDRM化されたゲーム: 良しや否や?、リチャード・ストールマン著。
- ディジタル経済法案: ひとりの道化には与え、もう一人の道化からは奪い取る、リチャード・ストールマン著。
- ディジタル・インクルージョンは良いことか? どうやったら確かに良いこととできるか?、リチャード・ストールマン著。
- 情報社会ワールド・サミット
- 輸出規制の無い国々での暗号化ソフトウェアボランティアが必要です。
- いかにしてインターネットにおける言論、報道、集会の自由を守るか。
- 郵便のプライバシを守ろう、合衆国郵便サービスが顧客のプライベートな情報を収集するという提案されている規則に反対するキャンペーン。
- わたしたちがUCITAと闘わねばならない理由
- 自由ソフトウェアと(e-)政府 — ガーディアン誌の記事、リチャード・ストールマン著、(初出のタイトルは、「千里眼」)。
- 自由ソフトウェアと持続可能な開発 — リチャード・ストールマンの小論。文化の発展に関するプロプライエタリ・ソフトウェアの使用について。
- あなたのコンピューティングを制御せよ、それによって支配されないように!
- 賢明な利用者は一つ一つのインターネットの利用のシナリオを注意深く判断する
- 電子書籍の危険性
- 不自由なプログラムを使うのは、良いことでしょうか?、リチャード・ストールマン著。
その他
- ユーザに対し卑劣なことをするプロプライエタリ・ソフトウェアの明らかに確定したケース。
- 自由ソフトウェアの優位性。
- 理解することを誰もが許されないバグ、リチャード・M・ストールマン。
- 夜の太陽(サン)の興味深いできごと、リチャード・ストールマン著。
- SCO、GNU、そしてLinux、リチャード・ストールマンはSCOのIBMに対する裁判がGNUプロジェクトの作品にどのように関係するかについて論じます。本件に関する詳細は、FSFのSCOへの対応をご覧ください。
- マイクロソフト対合衆国裁判において提示された改訂版確定判決に対するFSFの声明、Tunney法に基づき合衆国法務省に提出。
- 合衆国議会は新しい種類の独占を設立しようと脅す、公衆に知られた情報の通知に関する私的独占を創ろうという議会の試み。
- DATへの正しい課税のやり方
- わたしのソフトウェアを検閲する、リチャード・ストールマン著。
- 芸術に出資する vs ソフトウェアに出資する、リチャード・ストールマン著。
- アンドロイドとユーザの自由
- Ubuntuのスパイウェア: どうする??
- YouTubeの何が悪いか
- ネットスケープと自由ソフトウェア、ネットスケープのアナウンスについて誤解を解明する古い論説。
- Roderick Longの論説に対する批評。
用語と定義
- 自由ハードウェアと自由ハードウェア設計
- 避けた方がよい誤解を招く言葉
- 著作権について一般公衆の知るところ、WIPO、2002年6月。そのシステムが公衆を制限するように設計され、人々が気付かないように用語を修正してきたかどのようにWIPOが認識しているか、について。
- なぜ、"オープンソース"は自由ソフトウェアの的を外すのか
- 「オープンソースソフトウェア」か「自由ソフトウェア」か (これは前出のものと同じトピックを扱った古い小論です。)
- リチャード・ストールマンは、2001年6月号のDr. Dobb's Journalの編集者への手紙を書き、自由ソフトウェア運動とオープンソース運動との差異をさらに詳しく説明しています。
- 自由および不自由なソフトウェアの分類
- コンピュータが、忠実であるとはどういった意味か?
- いろいろな言語の「自由ソフトウェア」(“free software”)の翻訳。
- なぜ、それを Swindle (インチキンドル)と呼ぶのか
ソフトウェアの自由を支持する
- 20年経った自由ソフトウェア・コミュニティ、大きなしかし不完全な成功、今、どうするか。
- ありがとう、Larry McVoy、リチャードM・ストールマン著。
- 社会的慣性を克服する、リチャード・M・ストールマン著。
- 破滅的な折衷案を避ける
- 自由ソフトウェアは、いまや、さらに重要です
理念に関するユーモア
- 理念のユーモア。わたしたちはいつもいつも、まじめである必要はありません。